<子どもとのコミュニケーション改善>なぜ子どもは話を聞けない?わかりやすい伝え方が重要
前回、イライラしない方法について紹介しましたが、それぞれにイライラしやすい状況があると思います。
そのなかでも、特に子どもが話を聞いてくれないときにイライラしてしまう人は多いのではないでしょうか?
今回は、子どもが話を聞いてくれるようになるポイントを紹介します。
発達障がいのある子どもたちは、話を聞くことが苦手だといわれています。
理由は、耳からの情報を受けとることが苦手だったり、情報処理の速度がゆっくりだったりするため、理解することが難しいのではないかと考えられています。
また、なにかに集中していて話しかけられていることに気づかないこともあります。
これまでもお話してきましたが、耳からの情報が苦手な場合は、視覚情報を活用しながら伝えるようにします。
絵カードや写真を見せながら説明し、目で見て理解できるようにします。
また、長い説明は理解しづらいため、わかりやすく短い言葉で簡潔に伝えるようにします。
<子どもとのコミュニケーション改善>話を聞く準備は整っている?突然の指示はNG
また、ものごとに集中していて、話を聞く態勢が整っていない場合は、しっかりと話が聞ける状態をつくってから伝えるようにします。
ただし、なにかに没頭しているのを突然やめさせることは、子どもにとってストレスになってしまうため、子どもの気持ちやペースを尊重しながら声をかけます。
たとえば、作業を中断してもらうために「このタイマーが鳴ったら、一度手を止めて話を聞いてね」と伝えて、タイマーを終了の合図にしたり、お絵描きがやめられない子には「今描いている○○が描き終わったら、少しお話を聞いてね」などと、区切りのよいところで終わりにできるように促します。
<子どもとのコミュニケーション改善>子ども話を聞けるようになる興味の引き方2選
子どもたちのなかには、今していることを邪魔されたくなかったり、都合が悪いことを提案されると判断したり、こちらの声掛けに反応しないことも多くありました。
「あれ?」「なんだこれ?」など独り言のように演技をし、興味を引くようにすると、抵抗なくこちらの言葉に反応しやすくなります。
また「大きな声ではいえないんだけど」「内緒なんだけど」など、ヒソヒソと小さな声で伝えると気になり、話を聞き入れやすくなります。
ワクワク感を持たせるような声かけも効果的のようです。
では、子ども自身が、自ら話を聞けるようになるには、なにかトレーニングが必要なのでしょうか?
次回は、子どもの聞く力の育み方について紹介します。
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